定休日のうつわあれこれ・瀟洒な牡丹

中国では昔から「花の中の王者」として幸福や繁栄のシンボルとされてきた牡丹
そんな牡丹の艶やかさをおさえた染付の絵付けは、
搔き落としと呼ばれる手法で仕上げられています
細やかな線でニュアンスを表現した絵柄は瀟洒な仕上がり
料理をとわず、季節を通して使いやすいうつわです

九谷青窯 掻き落し牡丹 7.5寸皿

料理とうつわの調和

渕がフリルのようなで表情のある菱形の浅鉢は小花柄もポイントです
平らな部分が多くお皿として使用する方も多い様子
最近は餃子に続き焼売もブームらしい・・と本日はこのメニュー
シンプルな点心が、黄色い小花柄と調和して、あたたかみのある盛付になりました

日下華子 色絵小花 菱花形浅鉢

料理を引き立てる鉢

大原拓也さんの粉引刷毛目7寸鉢
刷毛目シリーズの中で長い人気の鉢
料理人、うつわを創る陶工さんなどプロの方にも好まれるうつわです
緩やかに広がるうつわのライン、表面の刷毛目はシンプルな料理を引き立てます
家族分のお惣菜だけでなく、時には一人分のパスタを盛付ける
うつわ効果で見た目も味もワンランクアップしますよ

大原拓也 粉引刷毛目 7寸浅鉢 

桜・欅・橅の汁椀

銘木椀

開店以来変わらずに販売し続けているもののひとつ「銘木椀」
当店では普段、桜・欅・橅を取り扱っています
同じ木種でも削り出している場所などによって色調や木目が違いどれも個性的
長年使い込むことで経年変化楽しんでいただけるのもおすすめの理由の一つです
スタッフたちの10年以上の愛用品に共通しているのは、ツヤが出て少し色が濃くなっていること
ぜひ自分だけの変化を楽しんでいただきたい逸品です

お椀いろいろ

凛とした蕎麦猪口

高橋宏彰

「凛とした」この言葉は主に人の外見や内面を表現するときに用いられる言葉ですが
この高橋宏彰さんの創る蕎麦猪口はそんな言葉が似合います
単純にモノであればそのような言葉は当てはまらないかもしれない
しかしこのうつわには作家の筆使いによってできる濃淡なども見て取れる
少し小ぶりなサイズ感、市松と松だけの柄の上品さなどから擬人化したくなります
「凛とした蕎麦猪口」素敵ですよ

市松紋 蕎麦猪口

耐熱うつわと土鍋たち

テルル工房から耐熱のうつわと土鍋が入荷しました
今年は新たに、耐熱うつわの丸オーブンパンのSサイズ
土鍋はコロンとかわいい形の丸ポット
蓋に柄が施してあるタイプと8号サイズが登場!
少量入荷となっています
チェックはお早めに・・・

テルル工房のうつわと土鍋

11/3㈭12時よりオンラインショップ 店舗とも販売開始

スープと一緒に

都丸俊夫

季節が冬に近づいてくると汁気のある温かいおかずが恋しくなってきます
都丸俊夫さんの8寸深皿はなだらかに立ち上がっているのでスープの量は少なくても大丈夫
全面の格子模様も盛付の手助けになってくれます
コンソメ仕立てのロールキャベツを彩りよくスープと一緒に、いただきます

格子グレー 8寸深皿

 

 

定休日のうつわあれこれ・食卓での存在感

沖縄の眞正陶房が創る四隅が持ち上げられた正方皿
10cmほどの小ぶりのうつわですが、赤で描かれた唐草模様は存在感大
取り分け皿として使うのもよし、小鉢の感覚でちょこっとしたものを
盛りつけるのもよし
いつもの食卓の雰囲気を変えてくれるうつわです

赤絵唐草 3寸正方皿

いっちんの魅力

高原真由美さんのいっちん雫楕円皿
いっちん描きとは泥漿(でいしょう・粘土を水で溶いたもの)を作品に盛り付ける装飾技法
渕の平らな面に盛り上がった雫
シンプルな白磁のうつわに表情を与えています
本日はランチプレートとして陶器のうつわとコーディネート
秋らしくちょっとかわいい雰囲気になりました

九谷青窯 いっちん雫 楕円皿

 

 

ひとつだけのカップ

大原拓也

信楽の作家 大原拓也さんの創るフリーカップ
10㎝弱と高すぎず安定感があり軽さも特徴です

しのぎという技法で生地を削ってできる溝
その溝によって現れる色の濃淡や釉薬をかける際の指の跡
ひとつひとつが全て違う…
毎日の晩酌で使ったり、コーヒーやお茶を飲んだり
お気に入りとして毎日手にして欲しいうつわです

しのぎ フリーカップ アンティークゴールド
しのぎ フリーカップ 白